Xに取り組むか、それとも博士論文の論題に過ぎないものとなってしまうか
すごく汎用性の高い話法です。いつか使いたい。
ところで最も大胆にネオ・リベラルの主張を公式に表明したとして注目されたのは、ソンガスの「民主行動会議」(ADA)での演説であった(1980年6月14日)。彼はこの中でリベラリズムの輝かしい伝統に言及しつつも、今やリベラリズムは80年代の争点に正面から取り組むか、あるいは博士論文の論題に過ぎないものとなってしまうか、重大な岐路にさしかかっている事を指摘した。[p.97]
http://d.hatena.ne.jp/contractio/20091108
- 出典:佐々木 毅(1993)『アメリカの保守とリベラル (講談社学術文庫)』、講談社